機関投資家などを対象とした暗号資産のウェルスマネジメント事業を展開する株式会社HYPERITHMは、Web3ゲームエンジンを提供するPaima Studiosに出資したことを発表しました。Paima Studiosは、エンジニアがWeb2プログラミングのスキルを使って、完全にトラストレスなWeb3ゲームやアプリを構築できるブロックチェーン・ゲームエンジン「Paima Engine」を開発しています。
エンジニアは「Paima Engine」を使用することで、TypeScriptやJavaScriptなどの使い慣れた言語でゲームを開発し、Web2スタックの知識を活用しながら、最先端のレイヤー2ブロックチェーン技術を利用できます。
Paima Studiosは、基礎的な研究を自社で行い、「Paima Engine」にWeb3ゲームのエッセンスを実装しています。「Paima Engine」ベースのレイヤー2は、デプロイされるブロックチェーンの基本的なセキュリティを継承。他のロールアップL2ソリューションとは異なり、ブリッジやカストーディのリスクがありません。Web3の作業をPaima Studiosが担うため、エンジニアはゲームの構築に専念できます。
Web3業界の大きな課題の1つは、ブロックチェーンの知識を持ち、Dappsの開発ができるエンジニアが少ないことです。HyperithmのCEOであるロイド・リー氏は、「Paima Engine」の活用で、人材不足問題を解決できることを指摘。「同プロジェクトのような素晴らしい技術を普及させることで、Web3のマスアダプションに貢献し、同分野の発展に寄与して参ります」と述べています。
