株式会社DMM Cryptoは2024年、Neoclassic Capitalをリードインベスターとした資金調達を実施し、Prestoと戦略的パートナーシップを締結したことを発表しました。今回の資金調達および提携は、DMM Cryptoが目指す新しいweb3経済圏の構想を支えるファイナンスサービスの拡充と、グローバル展開の加速を目的とするものです。
DMM Cryptoは、ブロックチェーンゲームやNFTプロジェクトなどのweb3事業を展開するために、DMM.comのグループ会社として2023年1月に設立された企業です。様々なビジネスやクリエイターが参加する、持続可能で新しいweb3経済圏「Seamoon Protocol」の構築を目指して事業を拡大しています。
一方、Neoclassic Capitalは、web3やブロックチェーン技術、デジタル資産に特化したグローバル投資会社です。同社は、アプリケーションに焦点を当てながら、消費者向けおよび金融サービスに投資をしています。
Prestoは、2014年にシンガポールで設立されたクオンツトレーディング会社で、2017年以降は暗号資産分野に積極的に進出しており、トレーディングおよび投資活動を展開しています。
DMM Cryptoの代表取締役(CEO)である加嵜長門氏は、「今回のパートナーシップを通じて、経済圏を支えるファイナンスサービスの拡充と、グローバル地域へのエンタメサービス拡大をさらに加速していきます」とコメントしています。
DMM Cryptoは、独自トークン「Seamoon Protocol(SMP)」を利用したデジタル空間における新たなエンタメ体験を提供するため、web3プロジェクト「Seamoon Protocol」を2023年に開始しました。Oasys Layer2上の「DM2 Verse」公開、独自トークン「Seamoon Protocol(SMP)」発行および新たなweb3ゲームのリリースなどを計画しています。
同社は、GameFiを中心としつつ、ゲームとのシナジーを生むサービスや社会課題解決・BtoBソリューション、ファイナンスサービス、その他DMMグループのアセットを活用したweb3プロジェクトなど、多様なプロジェクトを展開していく予定です。
本件により、DMM Cryptoのweb3事業のグローバル展開が加速することが期待されます。日本のエンターテインメント業界の強みとブロックチェーン技術を融合させた新しいサービスの登場に、業界関係者の注目が集まっています。