現在所有しているNFTは1人あたり10点未満が半数以上…1点あたりの平均金額は1万円未満が約70%

株式会社ゼロアクセルは、「NFTの利用状況」に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表しました。調査結果は、2022年にNFTを所有していた国内在住の男性109名、女性112名の合計221名です(年齢20~59歳)。

市場 ユーザー動向
現在所有しているNFTは1人あたり10点未満が半数以上…1点あたりの平均金額は1万円未満が約70%
  • 現在所有しているNFTは1人あたり10点未満が半数以上…1点あたりの平均金額は1万円未満が約70%
  • 現在所有しているNFTは1人あたり10点未満が半数以上…1点あたりの平均金額は1万円未満が約70%
  • 現在所有しているNFTは1人あたり10点未満が半数以上…1点あたりの平均金額は1万円未満が約70%
  • 現在所有しているNFTは1人あたり10点未満が半数以上…1点あたりの平均金額は1万円未満が約70%
  • 現在所有しているNFTは1人あたり10点未満が半数以上…1点あたりの平均金額は1万円未満が約70%
  • 現在所有しているNFTは1人あたり10点未満が半数以上…1点あたりの平均金額は1万円未満が約70%
  • 現在所有しているNFTは1人あたり10点未満が半数以上…1点あたりの平均金額は1万円未満が約70%
  • 現在所有しているNFTは1人あたり10点未満が半数以上…1点あたりの平均金額は1万円未満が約70%

株式会社ゼロアクセルは、「NFTの利用状況」に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表しました。調査結果は、2022年にNFTを所有していた国内在住の男性109名、女性112名の合計221名です(年齢20~59歳)。

現在所有しているNFTの数は、1位「6~10点」43.2%、2位「11~50点」22.3%、3位「1~5点」21.4%となり、NFT所有者の多くが複数のNFTを保有していること伺える結果となりました。1位をみると、数多くのNFTを所有するというよりも、所有したいNFTを厳選して所有する傾向が強い結果と言えそうです。

はじめてNFTを所有した時期は、「2020年」45.0%、「2021年」22.7%となり、2020年から2021年が全体の半数以上である67.7%を占めました。2020年頃からNFTの認知度が上がり、購入しはじめた方が多いことがわかります。

実際に保有しているNFTの割合は、65%が回答した「音楽」が最多でした。近年は、音楽NFTの市場は増加しており、音楽NFT専門マーケットプレイスも多数リリースされています。また、「ゲーム」57.3%、「スポーツ」55.5%も多くなっています。これは、NFTを利用したブロックチェーンゲームや、運動することで仮想通貨やNFTを獲得できるスポーツゲームの増加が要因のひとつと考えられます。

NFTを所有する目的は、73.6%を占めた「値上がりによる利益」が最多でした。元値の10倍以上の値がつくNFTもあることから、投資目的で購入しているユーザーが多い可能性が考えられます。

NFTを入手した主な方法のトップ3は「国内事業者のサイトで購入した」40.0%、「海外事業者のサイトで購入した」21.4%、「国内か海外かがわからないサイトで購入した」17.7%でした。国内事業者のサイトでの購入が多い理由には、NFTを販売する国内事業者のサイトの増加が要因のひとつとして考えられます。

NFT1点あたりの購入にかかった平均金額には、「1000~5000円未満」33.9%、「5000円~1万円未満」33.3%となり、「1万円未満」が70%近くを占める結果となりました。高額なNFTに関する話題は記憶に残りやすいですが、手頃な金額のNFTが多く普及していると言えそうです。

暗号資産(仮想通貨)の取引については、「NFTを購入するよりも前から暗号資産(仮想通貨)の取引をしていた」53.2%が半数を占めました。

NFT購入時に特に確認した項目のトップ3は、「手数料等を含めた総支払額」55.7%、「希少性(総発行数等)」55.5%、「相場感(価格の妥当性)」47.7%でした。

NFTの購入・利用に関して難しかった項目のトップ3は、「ウォレットの作成・設定」54.5%、「暗号資産の購入」50.0%、「ウォレットへの暗号資産の送金」45.5%でした。NFTを購入するために必要なウォレットですが、ウォレットは仮想通貨取引所と使い勝手がまったく違うため、難しく感じる点が生じた背景が伺える結果となりました。

今後もNFTを購入したいと考えているかという問いには、83.2%が「はい」と回答しました。NFTはゲームやアートだけでなく、ふるさと納税の返礼品など、地方創生にも利用され始めています。NFTの利用用途はより拡大していくことが期待されていることから、NFT所有者はその将来性に期待している人も多くいるのではないかと考えられます。


《s.m》