アリババクラウド、開発者向けブロックチェーン・ラボを渋谷に開設

アリババクラウドは、日本のゲーム開発者を支援するために、ブロックチェーン・ラボを2023年4月に渋谷に立ち上げることを発表しました。

開発 ブロックチェーン
アリババクラウド、開発者向けブロックチェーン・ラボを渋谷に開設

アリババクラウドは、日本のゲーム開発者を支援するため、2023年4月にブロックチェーン・ラボを立ち上げることを発表しました。

ブロックチェーン・ラボは、東急不動産株式会社の協力のもと、ゲーム・VRコンテンツ開発会社のSkeleton Crew Studioと提携して渋谷に開設。ゲームデザイナーが集い、最新のブロックチェーン技術のスキルを高め合う場を提供します。

技術サポートは、アリババクラウドやブロックチェーンに特化したパートナー企業のエンジニアが担当します。当面の参加対象は、アリババクラウドとの協業プロジェクトに取り組む一部の顧客と、ハッカソン参加者です。

開発者は、定期的なセミナーやワークショップ、ネットワーキング・イベントを通じて、最新のWeb3技術のトレンドや知識を学ぶことができます。さらに、アリババクラウドのWeb3パートナーエコシステムに直接アクセスすることも可能です。

このWeb3パートナーエコシステムには、機関投資家向けのデジタル資産保管ソリューションのSafeheron、ブロックチェーン・インフラストラクチャー・プロバイダーであるNodeReal、Web3ゲームエコシステムのためのスケーリングソリューションプロバイダーのCOCOS-BCXなどが含まれています。そのため、参加する開発者は、各エコシステム上のテスト環境で実験を行うこともできます。

また、定期的にイベントを企画する予定です。ラボ設立の発表時点では、Web3のグローバルハッカソンイベント「HAPathon 2023」や、ブロックチェーンゲームハッカソン「#asobiHack_Tokyo」の開催が決定しています。

2023年後半には、日本でブロックチェーン・ノード・サービスの提供を開始する見込みです。新しいPaaSプラットフォームにより、新製品の開発、展開時間の短縮が実現します。ノード・ホスティング・サービスには、ノードを監視し、障害発生時には自動的に切り替える機能があるため、開発に集中できます。

「2023 Web3.0ハッカソン・キャンペーン」

「HAPathon 2023」と名付けられた「2023 Web3.0ハッカソン・キャンペーン」は、Web3.0インフラストラクチャー・プロバイダーのHashKey Group、ブロックチェーンの基本特性を活用する次世代インターネット基盤プロトコルであるPlatONによる共同プロジェクトです。

シンガポール、バンコク、東京、香港の4都市で開催され、東京でのコンペティションは4月2日を予定。各部門の優勝者は、4月15日に開催される「2023香港Web3フェスティバル」に集結してプロジェクトを発表します。

「#asobiHack_Tokyo Web3ゲームハッカソン・キャンペーン」

「#asobiHack_Tokyo」は、日本のゲームクリエイターを対象とした、Web3に特化したゲームハッカソンです。ハッカソンに参加すると、アリババクラウドが提供するWeb3Labの様々なイベントやセミナーに参加することが可能になり、パートナーソリューションも無料で使用できます。

賞金総額は350万円で、最終優勝チームの賞金は200万円。さらに、優勝したチームは、世界中にクラウドサービスを提供している、アリババクラウドとの共同マーケティングの機会も得られます。

《s.m》