ゲーム特化型ブロックチェーンのOasysは、Rollup-as-a-ServiceソリューションのAltLayerと提携したことを発表しました。本提携により、Verse（Layer2）構築者は、Oasysが独自に提供するLayer2開発ソリューションに加え、AltLayerを活用することが可能となります。
近年、Layer2およびロールアップ技術の普及に伴い、多様なLayer2開発ソリューションが出現しています。これまでOasysはOptimismベースのOP Stackを採用した独自開発のLayer2開発ソリューションを提供してきましたが、ソリューションの多様化が必要だという考えから、AltLayerとの提携を決定しました。
AltLayerは、ブロックチェーンの開発経験を問わず、誰もがコード不要でカスタマイズしたロールアップを簡単に立ち上げられるダッシュボードを提供しています。今回の連携によって、Oasys上でのVerse立ち上げも、ワンクリックで実行することが可能となりました。
AltLayerの導入により、Verse構築者は安定性とカスタマイズ性に優れたOasysが提供するロールアップに加え、容易にVerse構築ができるAltLayerを活用することが可能となります。今後、さらなる第三者開発のソリューションの受け入れも積極的に検討していくとのことです。
今回の提携に伴い、AltLayerのCEOであるYaoqi Jia氏がテクニカルアドバイザーとしてOasysチームに参加することが決定しました。今後、zkRolupやShared Sequencerなどロールアップ関連の技術推進を中心にOasysチェーンの開発に携わっていく予定です。
Oasysは2023年12月12日に、辰年である2024年の新ビジョン「Oasys Dragon Update」の概要を発表しました。これには、“インタオペラビリティ”、“エコシステム”、“キラーコンテンツ”の3本柱が含まれており、AltLayerとの提携は今後インタオペラビリティを推進していくにあたってのVerseの多様化を促進するものだとしています。
