株式会社ドリコムは、ブロックチェーンゲーム『Eternal Crypt - Wizardry BC -』において、株式会社NTTドコモが提供する「dアカウント」を利用したログイン機能の開発を開始したことを発表しました。また、株式会社NTT Digitalが提供を予定しているトークンウォレットとの連携に向けた取組みも開始されました。
『Eternal Crypt - Wizardry BC -』は、ドリコムが保有する「Wizardry(ウィザードリィ)」IPを用いたブロックチェーンゲームです。チューリンガム株式会社との共同開発を進めており、パブリッシングはZEAL NOVA DMCCが行います。本取り組みは、国内の多くの人が気軽にNFTにアクセスできる環境を整備するためのもので、Web3のマスアダプションに向けた一歩となります。
「dアカウント」ログイン認証提供は2024年1月を予定
「dアカウント」は、NTTドコモが提供するサービスや、dポイントを利用するときに必要なIDで、2022年12月時点で9,300万人以上が保有しています。
今回の連携により、2024年1月を目処に新規ユーザーは、所有している「dアカウント」のログイン認証で『Eternal Crypt - Wizardry BC -』をプレイできるようになります。その後、既存ユーザーに対しても、「dアカウント」でのログイン設定ができるように対応する予定です。
「NTT Digitalのトークンウォレット」の導入を検討
NTT Digitalが提供を予定しているトークンウォレットの『Eternal Crypt - Wizardry BC -』への導入は、ブロックチェーンゲームをプレイしたことのないユーザー層が安心、安全、かつ手軽にウォレットを連携し、NFTやFTといったブロックチェーンゲームならではの体験を得られる大きなサポートとなることが期待されます。
『Eternal Crypt - Wizardry BC -』とNTTグループ、連携の背景
ドリコムは2017年よりブロックチェーン技術の研究開発を開始し、早くからWeb3プロダクトをリリースしてきました。2022年3月からはWeb3事業の立ち上げに取り組み、NFTやブロックチェーンゲームのプロジェクトなどを通して、Web3×エンターテインメントの観点から事業開発を進めています。
エンターテインメントを通したWeb3市場の拡大に、ブロックチェーン技術を容易かつ安全に利用できる環境を提供できると考えたため、今回の連携実施検討に至りました。
連携により、ユーザーのブロックチェーンゲームへのアクセス利便性と安全性を確実に向上させるとともに、NTTドコモが提供するさまざまなマーケティングサービスを活用しながら、『Eternal Crypt - Wizardry BC -』のユーザー基盤の拡大と成長を実現します。