Ethereum Layer2プロジェクト「INTMAX zkRollup」と、生体認証やMPC、FHEなどの最新の暗号技術を搭載したウォレット「INTMAX Wallet」の開発を手掛けるRyodan Systems AGは、戦略ラウンドを完了したことを発表しました。今回の戦略ラウンドに参加したのは、GMO AI & Web3株式会社、KX、LD capital、Kepple Africa Venturesです。
「INTMAX zkRollup」は、通常のRollupでは両立が困難とされていた、ほぼゼロに近いガスコストとデータ主権の両立を可能にするステートレスな仕様を持つEthereumのLayer2プロジェクトです。2024年Q1にメインネットをローンチする予定で、開発を進めています。
また、2023年9月にリリースされた「INTMAX Wallet」は、生体認証やMPC、FHEによりセキュリティを強化し、様々なデバイスやブラウザから即座に利用できるよう設計されています。ユーザーはEmailアドレスさえ持っていれば、アプリや拡張機能のダウンロードは不要で、シードフレーズを覚える手間もなく、簡単で安全に暗号通貨の利用が可能です。
今回の戦略ラウンドに参画したGMO AI & Web3株式会社は、AI・Web3ベンチャー支援に特化したハンズオン型CVCで、「GMOインターネットグループの提供するインフラ・決済・セキュリティ事業等との親和性も高く、今後、様々な分野で事業連携ができればと存じております」と今後の協業に期待を示すコメントを発表しています。
Ryodan Systemsは、投資家との連携を通じて、ゼロに近い手数料を実現するLayer2ソリューションと、最先端の暗号技術により安全性と利便性を両立したウォレットを用いて、Ethereumの世界的なインフラ化を目指すとのことです。