株式会社HARTiと株式会社Urthは、業務提携を締結したことを発表しました。本提携により、両社はHARTiが提供する次世代型スマートプリ機「HARTi Photo」と、Urthが運営するwebメタバースサービス「metatell」を連携し、リアルとバーチャルを融合した新たなエンターテインメント体験の創出を目指します。
HARTiは次世代型スマートプリ機「HARTi Photo」を通じて、アーティストやクリエイターのIPを配信するメディアを運営している企業です。同社は、メタバースゲームとNFTを活用したOMO施策の支援や、アート分野のNFT事業も展開しています。一方、Urthはメタバースサービス「metatell」を提供しており、空間を新たな表現の手段として活用することを支援しています。
本提携に基づき検討している取り組みとして、スマートプリ機で配信されるクリエイターのIPをUrthのメタバース内でも展開し、世界に向けた発信力を強化することが挙げられています。また、リアルとバーチャルを融合したイベントを企画。Web3技術を活用し、NFTを持つロイヤル顧客向けのイベントやバーチャルライブなど、フィジタルな体験の提供も進める予定です。さらに、ファンとつながることができるプラットフォームの構築を通じて、アーティスト・クリエイターの活躍を支援していきます。
提携の第1弾として、2024年10月13日ら10月16日にかけて、UAE・ドバイで開催されるIT展示会「GITEX」のスタートアップイベント「GITEX Expand North Star 2024」のHARTiブースにて、両社の連携によるIP・コンテンツのメタバース展示を行う予定です。
UrthのCEO田中大貴氏は「メタバース領域から外に出る試みの一つのきっかけになる」と述べ、HARTiのCEO吉田勇也氏は「デジタルとリアルを融合した新たなエンターテインメント体験を提供し、クリエイターとユーザーの架け橋となる存在を目指す」とコメントしました。
本提携は、急速に変化するエンターテインメント業界において、リアルとデジタルの融合による新たな価値創造の可能性を示唆しています。クリエイターにとっては、自身のIPをより幅広く展開できる機会となり、ユーザーにとっては、多様で没入感のある体験が期待できるでしょう。両社の強みを活かした取り組みが、エンターテインメント業界にどのような変革をもたらすのか、今後の展開に注目が集まります。