クリプトエンターテインメント『TOKYO BEAST』のパブリッシャーを務めるTOKYO BEAST FZCOは、AIプロジェクト「World」の主要企業であるTools for Humanityとの間で提携を結んだと発表しました。
このパートナーシップにより、TOKYO BEASTはWorld IDを自社ゲームに統合し、認証されたユーザーに特典や報酬を提供する予定です。両社は共同マーケティング活動を通じて、World IDの普及とTOKYO BEASTの安全性向上、ユーザー体験の改善を目指します。
『TOKYO BEAST』は、暗号資産を融合させた新たなエンターテインメント体験を生み出すWeb3ゲームを中心とするプロジェクトです。リリースは、2025年を予定。本格的な世界観や魅力的なキャラクター、熱狂的なバトルシステムを特徴とし、NFT購入やウォレット接続なしで一般のスマートフォンゲームユーザーも楽しめる設計となっています。
World IDは、虹彩スキャンなどの生体認証技術を用いて唯一無二のデジタルIDを生成するシステムです。強力な暗号化技術により、ユーザーのプライバシーを厳重に保護しながら、オンラインでの本人確認やデジタル資産の取引をより安全かつ便利にします。
TOKYO BEASTへのWorld ID統合により、ゲームにWorld ID SDKが統合され本人確認に使用されます。また、ニュースレター、アプリ内プロモーション、SNSなど様々なチャネルでの共同マーケティングを実施。World ID認証ユーザーに対して特典を付与するほか、World ID登録を促進する紹介プログラムを展開します。
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TOKYO BEAST ProducerのNAOKI MOTOHASHI氏は、「今後、双方のサービスをより多くの方々に利用していただけるようなコラボレーションキャンペーン等を通じてTOKYO BEASTとWorldcoinプロジェクトの価値を高めていくことを目指します」と述べています。
Tools for Humanityの牧野友衛氏は、World IDについて「ゲーム内でのボットや不正を防止し、健全なゲームコミュニティを作ることに貢献します」と説明。「TOKYO BEAST FZCO様と共に、新たなエンターテインメント体験の提供を進めていきたいと思います」と共同で事業に取り組むことへの意欲を示しました。
今回の提携により、TOKYO BEASTはより安全で信頼性の高いゲーム環境を提供し、World IDはゲーム業界での活用事例を広げることが期待されます。両社の協力が、ブロックチェーン技術を活用したゲーム業界の発展にどのような影響を与えるか、今後の展開が注目されます。