株式会社パンドラは、ブロックチェーンと連携した対戦型音楽ゲーム『Heavenly Guitars(ヘブンリーギターズ)』のPCブラウザ版を、2025年5月8日にリリースしました。
本タイトルは、パンドラとSo-net Entertainment Taiwan Limitedが共同開発し、ソネットゲームスタジオ株式会社がパブリッシングを担当する共同プロジェクトです。株式会社MOCHIRONが、Web3関連の開発を担っています。現在、iOS/Android向けアプリ版も開発中で、PCブラウザ版とのクロスプレイに対応予定です。基本プレイは無料で、アイテム課金制となっています。
『Heavenly Guitars』は、エレキギターにフォーカスした対戦型の音楽ゲームです。ギター演奏の直感的な操作性に加え、対戦形式のメインゲーム、ギターのパラメーターやスキル、エフェクター要素により、新しい音楽ゲーム体験を提供します。

プレイヤーはギターやエフェクター、アンプ、ギタリストアバターを自由に選択でき、一部はカスタマイズが可能となっています。本作は、集めて育てる「Play To Collect(P2C)」要素が特徴です。カスタムや合成、育成された一部のギターは、ソニーグループのブロックチェーン「Soneium」のNFTとしてエクスポートできます。
ゲームシステムでは、2人のプレイヤーが同じ楽曲を交互に演奏する「LIVEバトル」を採用。プレイヤーはノーツの正確な演奏に加え、エフェクターやギターのスキルを駆使して「オーディエンスゲージ」を高め、勝利を目指します。
多彩なギターは「Sound Quality」「Sound Power」「Sound Emotion」といったパラメーターを持ち、ギターのレアリティやレベル、チューンナップ等によって変化します。ペグやノブ等のパーツ交換や装飾、特別なインレイの組み込み等、自分好みのギターを創り上げることも可能です。


ノーツの正確な演奏やギタリストのパフォーマンスを成功させるとエフェクターゲージが増えていきます。LIVE中にエフェクターボードを起動できるようになり、スコアアップやサウンド変化を狙えます。

実力の近いプレイヤー同士が公平にマッチングされるように、ランキングシステムを採用。初心者から上級者まで、実力に合わせて楽しめます。

パンドラは、NFT化されたギターの育成要素について従来の「Play to Earn」ではなく「Play to Collect」を強調しており、「コレクションを楽しむ」ことを重視した仕組みとなっています。ゲーム業界において、Web3技術をゲーム体験に自然に組み込む試みは今後の標準となっていきそうです。