Digital Entertainment Asset(DEA)が開発し、Greenway Grid Global Pte.Ltd.(GGG)が運営する参加型社会貢献ゲーム『PicTrée(ピクトレ)』は、株式会社エヌ・ティ・ティエムイー(NTT-ME)と連携し、電信柱撮影の実証実験「県対抗!電柱合戦 in 青森・秋田・山形」を、2025年5月17日から6月22日にかけて実施します。
『PicTrée』は、チームに分かれて電柱やマンホールなどの撮影を行い、撮影した電力アセットの量や距離を競うチームバトルゲームです。プレイヤーはゲーム内で「チェックイン」や「撮影」というアクションを行い、さらに撮影した電柱同士を「コネクト(繋ぐ)」することによってポイントを獲得できます。今回の実証実験は、青森県・秋田県・山形県の3県において、約15万本の電信柱を対象とし、インフラ設備の効率的な維持管理手法を検証するものです。

近年、社会インフラの維持管理にはコスト削減や労働力不足への対応が求められています。本実験では、シビックテック(市民協力型技術)を活用し、一般参加者がスマートフォンアプリ『PicTrée』を通じて電信柱の撮影を行うことで、インフラ維持の効率化と情報精度の向上を目指します。
今回は各県約5万本、合計約15万本の電柱が対象で、撮影可能時間は7時から18時です。参加者への報酬として、1本あたり40円から60円相当のポイントに加え、ランキング結果に基づく総額30万円相当のポイントが用意されています。参加方法は、スマートフォンに『PicTrée』アプリをインストールし、対象電信柱を撮影するだけです。

DEAとGGGはNTT-MEとの連携を強化し、Web3技術と市民参加型アプローチを融合させ、社会インフラの安定維持に貢献していく方針です。DEAはこれまでにも、『PicTrée』を活用して静岡県での観光振興と防災力向上の試みや千葉県と茨城県での電柱への植物巻き付き事象発見の取り組みなど、様々な実証を行ってきました。今回の県対抗という企画により、参加者の間でどのような反応が得られるのか、注目されます。