Digital Entertainment Asset(DEA)とBlue Lab株式会社は、「持続可能な地域創生を目指すゲーミフィケーション」をテーマにした共同実証実験『GLOCAL AGENTS – ご当地ひみつ結社』を2025年6月より開始すると発表しました。
本実証は北海道函館市、新潟県新潟市、静岡県沼津市の3地域を対象に、2025年6月から7月末にかけて実施されます。SBIホールディングスの子会社であるSBI VCトレードが、USDC(米ドル連動型ステーブルコイン)の送受信・越境決済などWeb3技術の実証パートナーとして参画します。
『GLOCAL AGENTS – ご当地ひみつ結社』は、地元企業や自治体がユーザーに対して毎日数分程度でこなせるようなPR拡散協力などのミッションを出し、ユーザーがポイントを獲得しながら地域と関わる仕組みの「ポイ活ゲーム」です。
地域ごとに"ひみつ結社"と称するコミュニティを組成し、結社間で競い合う団体戦の実施により、ゲーム感覚で地域間交流と活性化を図ります。ユーザーには獲得ポイントに応じて報酬が付与され、その報酬にはステーブルコインであるUSDCを採用。デジタル通貨を活用する、新たな地域間経済循環の可能性を検証します。
DEA Founder & Co-CEOの山田耕三氏は「海外ユーザーも多く参加する予定の本実証では、地域の魅力を国内外に発信するとともに、ユーザーが能動的に地域課題の解決に関わる新たな仕組みづくりに挑戦します」とコメントしています。
Blue Lab代表取締役社長の田中豊人氏は「ゲームの持つ可能性を活用した地域活性化に大いに期待しています。DEA社との協業により、ユーザーが楽しみながら地域に貢献できる持続可能な仕組みを本実証から見出し、全国の地域課題解決へつなげていきたいと考えております」と述べています。
SBI VCトレード代表取締役社長の近藤智彦氏も「ステーブルコインUSDCを実際に活用する本プロジェクトに参画できることを大変嬉しく思います。ステーブルコインがこのような地域経済の活性化につながる取り組みに活用できるかを検証し、今後もステーブルコインのユースケース拡大をはかってまいります」と意欲を示しています。
両社は本実証を通じ、ゲームのエンターテインメント性とWeb3技術を活用して地域の関係人口を創出し、地域経済の活性化につなげる持続可能なモデルの構築に取り組みます。各地域の自治体や地元企業とも連携し、ユーザーの行動データやアンケート結果から、ゲームによる地域課題解決の効果を検証していく予定です。