BCG株式会社と株式会社WAVE3が共同開発を進める、障がい者の就労支援を目的としたブロックチェーンゲーム貸与サービス「RevelApp」は、新たに2つのゲームタイトルを導入することを発表しました。
「RevelApp」は、ブロックチェーンゲーム活用型の工賃作業と、アセスメント補助システムの機能を兼ね備えたサービスです。障害者就労支援事業所の課題解決を目指して、2024年7月に立ち上げられました。利用者はゲームプレイを通じて、PCスキルや金銭管理、時間管理といった就労準備に必要なスキルを楽しみながら訓練できます。
ブロックチェーンゲーム提供企業のマーケティングに協力する事業として、工賃が固定相場の日本円で毎月支払われるため、仮想通貨の変動には影響されません。また、本サービスでは体調記録表およびゲームプレイ記録表からセルフモニタリングシートを自動生成して提供し、自己理解の促進と支援者のアセスメント効率化を促進します。
今回導入された1つ目のタイトルは、株式会社BLOCKSMITH&Co.が運営するクイズ動画SNS『QAQA』です。QAQAは、ユーザーが投稿したクイズ動画に回答することでゲーム内通貨「CHIP」を獲得し、それを暗号資産「BLQS」に交換できるサービスです。


2作目は、FUNTASM ENTERTAINMENT INC.が運営するWeb3オンラインクレーンゲーム『BOUNTY HUNTERS』です。スマートフォンで実際のクレーンマシンを遠隔操作し、デジタルプライズやトークン、NFTなどを獲得できます。


これらのゲームを「RevelApp」に導入することで、障がいのある方々が楽しみながら知識を深め、収入を得る機会を拡大します。『QAQA』のクイズ形式を活用したスキルアップやOJTプログラムの提供、『BOUNTY HUNTERS』の直感的な操作性と達成感を生かしたモチベーション向上など、多角的なアプローチで就労支援を強化していく予定です。
BCG株式会社の取締役COOである豊田光氏は「どのタイトルも既存ゲームには無い特徴を持ち合わせており、更に多様なニーズに応えられるサービスに進歩しました」とコメントしています。また、株式会社WAVE3の代表取締役CEOである近藤貴司氏は、「各ゲームのポテンシャルを最大限発揮できるよう、福祉サイドのプロとして最善の環境整備をさせていただく所存です」と意気込みを語りました。
本取り組みにより、「RevelApp」は障がいのある方々に新しい就労支援プログラムを提供し、自信を持って社会参加できる環境を整備していきます。Web3技術を活用した革新的なアプローチが、障がい者支援の新たな可能性を切り開くことが期待されます。
なお、本件に関する問い合わせはメールで受け付けるとのことです。アドレスは、ブロックチェーン事業者が market@blockchaingame.co.jp 、福祉事業者が contact@revelapp.jp となります。