Digital Entertainment Asset Pte.Ltd.（以下、DEA）は、株式会社リーフ・パブリケーションズが開発・運営する日本酒のNFTマーケットプレイス「Sake World NFT」と連携し、日本酒に関するクイズコンテンツの配信を2024年11月1日より開始すると発表しました。
本取り組みは、経済産業省の「令和5年度 Web3.0・ブロックチェーンを活用したデジタル公共財等構築実証事業」における、「現物資産や無形資産のデジタル化市場（発行・流通市場）構築」というテーマに採択された事業の一環として実施されます。
若年層のアルコール消費量の減少や日本酒離れを背景に、多くの蔵元が売上に課題を抱えています。今回の取り組みでは、Web3を活用した日本酒に関するクイズコンテンツを配信することで日本酒NFTの販売促進を図り、蔵元を支援し、新たな収益モデルの創出を目指します。
クイズコンテンツは、2種類用意されました。1つ目は「日本酒クイズ Answer to Earn」で、誰でも無料で参加できるクイズです。開催期間は2024年11月1日から2025年1月31日まで。毎週更新されるクイズに答え、日本酒に関する知識を楽しく学びながら、成績に応じて暗号資産やNFTを獲得する機会が得られます。
2つ目は「プレミアクイズ for SWC（Sake World Championship）」で、「Sake World NFT」で取引される日本酒NFTを所有するユーザー限定のクイズコンテンツです。クイズの出題は、2024年11月29日から2025年1月10日まで実施します。
「プレミアクイズ」では、期間中の総合成績で各国上位3名を、2025年2月16日に京都で開催される世界的な利き酒アワードイベント「Sake World Championship」に招待します。さらに、初代チャンピオンに輝いた方には、自身の名前を冠した日本酒を制作・販売できる特典を用意。これらにより、日本酒文化の普及と新たな価値創造を目指します。
「Sake World NFT」は、通常の通販サイトのように日本酒を購入できるほか、日本酒を熟成・保管し、個人間でも売買できる新しいマーケットプレイスです。一般ユーザー間での売買が成立した場合、日本酒を製造した酒蔵に対して取引額に応じた一定のロイヤリティが収益として還元される仕組みを組み込んでいます。
今回の取り組みにより、日本酒文化の普及や若年層の興味喚起、さらには蔵元の新たな収益源の創出など、日本酒業界全体の活性化が期待されます。Web3技術を活用した新しい取り組みが、伝統ある日本酒産業にどのような変革をもたらすのか、今後の展開が注目されます。
