株式会社BLOCKSMITH&Co.は、エンジェルラウンド(1st closeであり、継続中)にて、SBIグループ、Headline Asia、株式会社J-CAMなどからSAFE型新株予約権の発行により資金調達を行ったことを発表しました。今回調達した資金は、プロダクト開発や研究開発などに活用する予定です。
これまでは、親会社であるKLab株式会社および創業者である真田哲弥社長が、BLOCKSMITHの資本を100%所有していましたが、初めて外部から資本を受け入れました。BLOCKSMITHはWeb3関連企業としては異例の株式の上場を目指しており、今回の資金調達は上場に向けた資本構成と財務の強化の一環となります。
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2022年4月に設立されたBLOCKSMITHは、2023年1月にThirdverse社(現MintTown)に『キャプテン翼-Rivals』を提供するなど、ブロックチェーン関連の開発運用実績を積んできました。ゲーム開発にとどまらず、2023年4月にはAI Laboを設立し、同年9月には「顔認証Web3ウォレット」に関する業務提携を発表するなど、関連技術の開発にも注力しています。
資金調達への参画企業として名を連ねるSBIホールディングス株式会社の代表取締役 会長兼社長である北尾 吉孝氏は、「BLOCKSMITHが、「『QAQA』のような誰でも楽しめるゲームやアプリケーションを出していく事で、ブロックチェーンに馴染みがない層を含む多くのユーザーを取り込み、Web3の普及に貢献し、次世代のエンターテイメントを創造する会社として羽ばたいてくれる事を期待しています」とコメントしています。
同氏が言及した縦ショート動画クイズアプリ『QAQA(カカ)』は、クイズの出題や、解答者としての連続正解によってゲーム内通貨「Chip」を獲得し、たまった「Chip」を暗号資産である「BLQS」に交換できる、ユーザー投稿型(UGC)のアプリです。現在、α版が先行プレイの応募者に向けてリリースされており、クイズを盛り上げる各種イベント機能、NFTや暗号資産「BLQS」、「顔認証Web3ウォレット」などを順次追加していく予定です。