Metap Inc.が提供する『元素騎士オンライン（GENSO）』は、カルデラ（Caldera）との正式なパートナーシップを発表しました。今回の提携により、GENSO独自の「MVチェーン」のローンチをサポートし、メタバースエコシステムを強化します。
『元素騎士オンライン-Meta World-』は、累計800万ダウンロードを超えたヒット作『エレメンタルナイツ』をもとに、新作メタバースとして開発されたブロックチェーンMMORPGです。プレイヤーは、モンスターの盗伐や得られたアイテムの取引、アバターの衣装制作などを楽しむことができます。
カルデラは、Arbitrum Orbitの技術を活用してMVチェーンを構築するRaaS（Rollup as a Service）プロバイダーです。両社の協力関係により、MVチェーンはカルデラのロールアップインフラストラクチャとArbitrum Orbitスタックを利用し、高速なスループット、即時決済、予測可能で低コストのトランザクションを実現します。
MVチェーンは、小売業者、主要ブランド、機関がGENSOメタバースにアクセスしやすくすることや、プレイヤーに快適でパフォーマンスの高いゲーム体験を提供することを目指しています。プレイヤーは、同チェーン上のすべてのゲームで手数料支払いトークンとして$MVを利用可能です。開発者はArbitrum Stylusを活用してスマートコントラクトをRust、C、C++で展開し、移植できるようになります。
ブロックチェーンゲーム（BCG）とメタバースは、ブロックチェーンの複雑さ、ウォレットの使用の難しさ、高額なガス代と通信の遅延などの問題により普及が進まない状況でした。しかし、MVチェーンのL3は、問題を解決し、メタ―バース普及の加速に寄与する設計です。L3は、DAppsがL2よりも安価で高速なスループットを提供し、設計の柔軟性が高くなります。
また、L3プロトコルは、アプリケーション固有のDAppsをホストするためL2上に構築され、幅広いソリューションを提供することが可能です。MVチェーンは、ウォレット不要で取引でき、ネイティブ・ガス・トークンとしてMVが使用できます。さらに、様々なDEXとの連携や、統治機関として機能するGENSO DAOの存在も強みです。MVチェーンは、低い手数料と高速トランザクションによるユーザー体験を提供し、GensoKishi OnlineとGENSOメタバースの様々な課題を解決します。
MVチェーンの開発は、1年半にわたり運営されてきたGENSOメタバースの新たなステージとして位置づけてられています。運用拡大フェーズに入り、実益の収益化を行う段階として、GENSOは市場の拡大と技術の進化に尽力する方針です。今回のカルデラとの提携をはじめとする様々なパートナーシップを通じて、GENSOはBCGとメタバースエコシステムの発展を加速させていくことでしょう。
