ゲーム特化型ブロックチェーンOasysと、スマートコントラクト開発およびセキュリティプラットフォームであるBunzzは、新たなスマートコントラクト展開ツール「Oasys Spring」のベータ版を公開しました。本ツールは、パーミッション型で詐欺などを排除した安全な環境を維持しながらも、開発者がVerse(Layer-2)上でスマートコントラクトを簡単に素早くデプロイできる環境を提供するものです。
「Oasys Spring」は、GitHubリポジトリと連携し、AIを活用したAuto Scan機能で、既知の脆弱性を数秒で監査することが可能です。GitHubアカウントによるKYCと、AI監査による一定の信頼性を確保できます。また、スマートコントラクトのデプロイに特化したGUIも提供し、ブロックチェーンエンジニアだけではなく、幅広い開発者が利用できることを目指しています。

Oasysは、Bunzzと協力し、「Oasys Spring」を活用して開発者が自由にBCGを開発・テストできるL2環境として、新しいVerseである「Dev Verse(仮称)」を2024年後半にローンチ予定です。現在のベータ版「Oasys Spring」は、テストネットVerseである「Sand Verse」のみサポートしています。2024年後半に提供を開始する予定の「Oasys Spring」正式版では、「Dev Verse」にも対応する予定です。将来的にはAuto AI-Scan機能の強化や、GitHubチームアカウントと履歴の取り扱いの改善も計画されています。
また、今回のベータ版ローンチを記念して「Oasys Spring Deploy Campaign」を実施中です。「Oasys Spring」を使用してOasysの「Sand Verse」にコントラクトを展開すると、抽選で100ユーザーに100 OASが提供されます。
Oasysが推進する「テックロードマップ」では、エコシステムのスケーラビリティを掲げており、大手企業以外にもインディー開発者が参入しやすい環境の構築に努めています。「Dev Verse(仮称)」と「Oasys Spring」を通じて、Verse構築が難しいインディー開発者へのハードルを下げ、開発環境の改善とオンボーディング障壁の解決を目指しています。Oasysは引き続き、ゲームやDappsの開発者により良い開発環境を提供し、多くの開発者のオンボーディングを促す方針です。