YGG Japanは、Sony Block Solutions Labs Pte. Ltd.が2024年8月23日に発表したブロックチェーン「Soneium(ソニューム)」において、ゲーム特化型のレイヤー3プロジェクト「YAIBA」を開発することを発表しました。本プロジェクトでは、Web3ゲームの普及を目指し、ゲーム制作者がWeb3ゲームを作るためのソリューションをワンストップで提供します。
Sonyグループは、プレイステーション事業などのエンターテイメントサービスを通じて独自のエコシステムを構築しており、国内外のゲームシーンにおいて大きな影響力を持つ存在です。「Soneium」は、同グループのSony Block Solutions Labs Pte. Ltd.が開発するブロックチェーンであり、Web3の基盤として、インフラからアプリケーションレイヤーまで包括的にWeb3ソリューションを提供することが可能です。
Web3ゲームの普及を加速するため、YGG Japanは「Soneium」エコシステムのプレイヤーを巻き込む、ゲーム特化レイヤー3の開発に着手しました。「Soneium」は広域なインフラとして展開されますが、「YAIBA」がゲーム領域に特化したトランザクションを担うことで、エコシステムのスケーラビリティ向上に貢献します。「YAIBA」は、「Soneium」との親和性を重視し、開発者フレンドリーな構築環境を掲げています。
また、「YAIBA」は、トークンを発行するフルスペックWeb3ゲーム開発環境のみならず、ソーシャルゲームにブロックチェーンの利点を部分付与するような機能も提供予定です。ゲームIPに関連するFTやNFTを発行することで、ゲーム会社の収益向上とファンコミュニティの強化を支援します。
さらに、PlayStationやSwitch、Steam、モバイル(Unity/Unreal)など、既存のプラットフォームで開発されたゲームをWeb3対応に変換するためのソフトウェア開発キットも提供。トランザクションモニターや多言語対応のスマートコントラクト環境も整備し、Solidity以外のプログラミング言語でもスマートコントラクトを作成できるモジュールを提供します。
YGG Japanは、世界最大のWeb3ゲーミングギルド「Yield Guild Games(YGG)」グループの日本リージョンのSub-DAOであり、国内におけるWeb3ゲームの普及と、日本の優れたIPを使ったWeb3ゲームのグローバルでの拡大を目指す活動を展開してきました。Sonyグループと連携してゲーム特化L3チェーン「YAIBA」を構築することにより、Web3ゲームのマスアダプションに向けてさらに歩みを進めていきます。