サイバーステップ株式会社は、Bacoor dApps株式会社との業務提携に基づき、同社が開発するブロックチェーンゲーム『Eggle（仮）』のグローバルリリースに向けて準備を進めていることを発表しました。
『Eggle（仮）』は、新たなNFT規格ERC-6551を採用したブロックチェーンゲームです。従来のクリプトユーザーが利用するMetaMaskやウォレットコネクトに加え、生体認証ログインが可能な最新のパスキーウォレットにも対応しています。リリース時期などの情報は、今後公式サイトおよび公式SNSを立ち上げて、随時発表する予定です。
ゲームの特徴として、ユーザーはゲーム内トークンを使用して「卵」を購入し孵化させることで、ユニークな「ヒナNFT」を入手できます。このヒナNFTにエサを与えて育成し、最終的に育成を完了するとゲーム内トークンを報酬として獲得できる仕組みです。
新たなNFT標準ERC-6551の採用により、NFTが単なるデジタル資産としての役割を超え、独立したウォレットとして機能するようになります。これにより、ゲーム内で獲得した複数のアイテムやトークンをNFTに直接紐づけて管理できるだけでなく、NFT自体が既存のコンテンツやシステムとの連携を可能にします。
また、指紋認証や顔認証などの生体認証を用いたパスキーに対応するため、従来のウォレットで必要だった複雑な管理が不要です。生体認証では不正アクセスなどに対するセキュリティが強化されるだけでなく、ウォレットの導入が簡素化されることにより、新しいユーザーベースを獲得しやすくなります。
サイバーステップは、『Eggle（仮）』とその他開発中のゲームタイトル間の連携を目指し、これまでに存在しない革新的なエンターテインメントを提供していく方針です。Bacoor dAppsと業務提携を締結することで、「ユーザーが自らの資産としてゲーム内コンテンツを所有し成長する楽しさ」をさらに追求していくとしています。
『Eggle（仮）』に加え、連携を検討している新作ゲームに関する動向の面でも、サイバーステップの今後の発表に注目が集まりそうです。
