米調査会社のMarketsandMarketsの最新レポートによれば、世界のブロックチェーンゲーム市場規模は2022年の46億ドルから2027年には657億ドルまで、年平均70.3%というハイペースで成長するということです。同社はその原動力として、ブロックチェーンゲームにおける資金調達の急速な増加を挙げています。
プラットフォーム別にはバイナンスが主導するBNB Chainが最も成長率が高いと予想されています。BNB Chainは2022年2月にBinance ChainとBinance Smart Chainが統合されリブランディングされたもの。安定的な運用と比較的抑えられたガス代(取引手数料)で多くのブロックチェーンゲームが採用するプラットフォームとなっています。主要ゲームには『Era7』『Chain of Legends』『Tiny World』『BinaryX』『Elfin Kingdom』などがあります。
地域別ではアジア太平洋地域が最大の規模となると予測されています。同社によれば世界のゲーマー30億人のうち半数がアジア太平洋であり、ブロックチェーンゲームでも成長が期待できるとしています。また、東南アジアはブロックチェーンゲームやブロックチェーン開発の世界的なハブとなっていて、ゲームの発信地としても期待がかかります。
同社がブロックチェーンゲームの主要ベンダーとしてリストにしているのは以下の企業です。
Sky Mavis(ベトナム)
Splinterlands(米国)
Animoca Brands(香港)
Wemade(韓国)
Dacoco(スイス)
Dapper Labs(カナダ)
Immutable(オーストラリア)
Uplandme(米国)
AlwaysGeeky Games(カナダ)
Decentraland財団(中国)
Mythical Games(米国)
Illuvium(オーストラリア)
Sorare(フランス)
PopCap Games(米国)
G.JIT Japan(日本)※日本企業という確認ができませんでした
Double Jump.Tokyo(日本)
Gala Games(米国)
Lucid Sight(米国)
Rokosoft(イスタンブール)
Horizon Blockchain Games(カナダ)
Xaya(マルタ)
Planetarium(韓国)
Binamon(アルゼンチン)
Codebit Labs(オーストラリア)