Metap Inc.が提供する『元素騎士オンライン』は、独自のMVチェーン(Arbitrum Orbit)の開発と、2024年第3四半期に導入予定であることを発表しました。ユーザーは従来のPolygonチェーンに加えて、MVチェーンを利用することで、よりシームレスな体験を享受できるようになります。
『元素騎士オンライン-Meta World-』は、累計800万ダウンロードを超えた3DMMORPG『エレメンタルナイツ』のメタバースとして開発されたMMORPGです。ファンタジーな世界観の中、モンスターを倒して入手したアイテムを売却したり、レアアイテムをGENSOマーケットプレイスで売却したりすることができます。UGC機能でアバターの衣装を制作し、NFTにすることも可能です。

MVチェーンの導入により、ユーザーはガス代として$MVを直接使用できるようになり、ETHやMATICを購入する必要がなくなります。そのため、新規ユーザーの参入ハードルが大幅に下がります。また、MVチェーンはArbitrum Orbit技術を採用しており、低価格なガス代でNFTやMV、RONDを処理することが可能です。MVチェーンはRust、C、C+など、Solidity以外の言語でのスマートコントラクトの開発をサポートしており、今後提携する技術者にも簡単な開発環境を提供。ユーザーに、多様なアプリケーションを提供することが可能になります。
MVチェーン導入後、メタバース利用者は空間的な次元を超えて、特別なショーのチケットや様々な割引など、実生活での特典を受けられるようになる予定です。また、現実世界での活動がオンライン上のキャラクター属性を向上させ、ゲームに魅力を加えます。
MVチェーンのL3属性を利用することで、アカウント管理が自動化され、メタバースの多様性がオンラインとリアルに拡張されます。メタバースコンサートやオンラインでのショート映画鑑賞など、現実のエンターテインメントとの融合が可能です。また、DePINプロジェクトと協力して、メタバースにリアルな要素を取り入れることも計画されています。例えば、メタバースでNFTを収集して実際の物品を得ること、アニメのキャラクターやシーンを収集することなどです。
Polygonチェーンのユーザーは、資産やデータが失われる心配はありません。本アップデートは、これまでの仕様に加えてMVチェーンへのサポートが追加されるものであり、アカウントと進行度は失われずにPolygonチェーンとMVチェーンの両方を利用できるようになります。MVチェーン構築に関する主要な進捗は、公式サイトやコミュニティで発表する計画です。