株式会社レリパジャパンとAstarGamesが、テレグラムの「TON」基盤ゲーム開発における協業を発表しました。本サービスでは顧客のアイデアをもとに、AstarGamesがゲームプランニングや要件定義を担当し、レリパがゲームを開発します。
「TON(The Open Network)」は、テレグラムが2018年に作成したブロックチェーンネットワークです。テレグラムは世界で8番目に人気があるソーシャルメディアプラットフォームであり、総ユーザー数15.62億人、月間アクティブユーザー数8億人を誇ります。テレグラムプラットフォーム上で展開されるゲームは、ユーザーがテレグラムアプリをダウンロードするだけで簡単にプレイでき、Web2とWeb3のハードルが低いことから、世界中で注目されています。
「TON」は、テレグラムとの統合により、ゲームに数百万人の新規ユーザーをもたらし、ゲーム内アイテムの所有権や透明性のある経済、Play-to-Earnモデルなどの機能を実現します。例えば、『Hamster Kombat』、『TapSwap』、『Notcoin』などのゲームは、TONエコシステムの成長を促進してきました。
「TON」上でゲームを展開するメリットとして挙げられるのは、テレグラムのユーザー数の多さ、高速かつSolanaやETHより安価なガス代、開発のしやすさ、ゲームごとのアプリインストールが不要というアクセスの手軽さなどです。テレグラムの配布チャネルが活用できるため、ユーザーの獲得と維持が容易となります。
レリパは、「TON」基盤ゲームの開発においてA to Zの全サービスを提供します。顧客はアイデアを提供するだけで、レリパとAstarGamesが、要件定義やデザイン作成、インフラ構築、テレグラムボットのセットアップ、コーディング、テスト、リリースなど、全プロセスを推進します。

レリパは「TON」基盤ゲーム開発のパイオニアであり、短納期で高品質なゲームを提供してきました。契約締結後、2週間以内に開発を開始し、1、2ヶ月でゲームを完成させます。代表的なプロジェクトは、『Tonfarm』、『Widiland』、『Gensokishi(元素騎士)』など。特に『TonFarm』は、農作物を育てるファーミングゲームで、Play to Earnをコンセプトにしています。

ベトナムに本社を置くレリパは8年以上の経験を持ち、日本企業向けにウェブ・システム・アプリ開発、ブロックチェーン開発、DXコンサルティング、AIサービスなどを提供しています。同社は、ToppanやHamee、Winlightらが信頼を寄せて取引を行う企業です。AstarGamesは、CryptoGamesの子会社として設立され、Web3サービスやゲーム企画、マーケティング支援などを展開しています。両社の支援により、国内企業の「TON」基盤ゲーム進出が増加することが見込まれます。