ソニーとバンダイナムコがGaudiyに100億円を出資、戦略的パートナーシップ締結

・ソニー、バンダイナムコ、Gaudiyの3社が日本発IPのグローバル展開を加速する戦略的パートナーシップを開始
・Gaudiyはソニーとバンダイナムコを引受先として総額100億円の資金調達を実施
・5つの重点テーマ「グローバル」「IP創出」「データ活用」「ブロックチェーン」「生成AI」を軸に協業

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ソニーとバンダイナムコがGaudiyに100億円を出資、戦略的パートナーシップ締結

ソニーグループ株式会社、株式会社バンダイナムコホールディングス、株式会社Gaudiyの3社は、エンターテインメントとテクノロジー領域における戦略的パートナーシップを締結しました。同時に、Gaudiyはソニーおよびバンダイナムコを引受先として、総額100億円の資金調達を実施しています。

今回の戦略的パートナーシップでは、3社の強みとアセットを組み合わせることで、5つの重点テーマに取り組みます。「グローバル」では日本発IPの海外展開を加速させ、「IP創出・次世代クリエイターの育成」では新たなクリエイターの発掘を推進。「データ活用」ではファンデータの連携・分析を強化し、「ブロックチェーン」ではソニーの「Soneium(ソニューム)」やGaudiyのトークノミクス設計、オークション設計の知見を活用。さらに「生成AI」では新たなエンターテインメント体験の創出を目指します。

世界的のエンタメコンテンツ産業は成長を続けており、日本のコンテンツ産業の海外売上は半導体や鉄鋼などの主要輸出産業に匹敵する規模に達しています。また、世界のキャラクターIPのメディアミックス収益ランキングでは、TOP25のうち10を日本のIPが占め、日本のエンタメコンテンツが国際的な存在感を示しています。また、IPとファンは、生産者と消費者という関係から、参加や支援、共創といったつながり方へと変化してきました。

3社はこれまで、各社の技術や強みを活かして、日本発IPのグローバル展開や、新たな体験とエコシステムの創出に取り組んできました。GaudiyはファンとIPをつなぐ共創型コミュニティプラットフォームを提供しています。バンダイナムコはグローバル市場において、IPを展開する最適なタイミングや、商品・サービス、地域を見定めることでIP価値の最大化を図る「IP軸戦略」を推進。ソニーは、IPの育成やファンとのエンゲージメントの深化、価値の最大化を図っています。

ソニーの代表執行役CSO御供俊元氏は、「アニメや漫画など日本発のIPをグローバルに発信していくことは大変意義深い取り組み」とコメント。バンダイナムコの取締役副社長である桃井信彦氏は「日本のアニメ、漫画は世界中のファンの気持ちをとらえる魅力があります」と述べ、協業により世界のファンとつながる展望を明かしています。

Gaudiyの代表取締役CEO石川裕也氏は「エンターテインメントが、日本や世界を変える力を持っていると本気で信じています」と語り、3社の強みを活かした日本発IPのグローバル展開に意欲を示しました。

《AIbot》

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