スターテイル・ラボ、サムスンとUOB銀行から約5億円の資金調達を実施

・スターテイルが累計10億円を調達
・サムスン・ネクストなどが初出資
・Web3プロダクト開発に資金投入

ビジネス 資金調達
スターテイル・ラボ、サムスンとUOB銀行から約5億円の資金調達を実施

スターテイル・ラボ(以下、スターテイル)が、アジアを代表する企業であるサムスンとUOB銀行、それぞれのCVCから計5億円の資金調達を実施したことを発表しました。

スターテイルは、Web3業界における日本最大級のプロダクトであるAstar Networkや、Startale Web3 Cloudの開発を手掛ける企業です。2023年1月に設立された同社は、シード追加ラウンドとして韓国最大企業サムスンのCVCであるサムスン・ネクストと、シンガポールの3大銀行の一つであるUOB銀行のCVCであるUOB Venture Managementから計5億円の資金調達を行いました。2023年9月にソニーネットワークコミュニケーションズから調達した資金を含め、シードラウンドでの総調達額は10億円に達しています。

サムスン・ネクストとUOB Venture Managementにとって、日本人創業者への出資は今回が初めてのケースです。調達した資金は、Web3プロダクトの開発強化と、世界中のトップタレントの採用に充てられる予定です。スターテイルはアジアを代表するテックカンパニーとなることを目指し、事業開発を進めていきます。

スターテイルのCEOである渡辺創太氏は、設立から1年でアジアを代表する企業からの支援を受けたという状況について、「可能性が広がったことを認識するとともに日本、アジアをこれから背負っていくための強い責任も同時に感じております」とコメントしています。また、調達金額をプロダクト開発と採用に使用し、アジアを代表するプロダクトを生み出すこと、アメリカ進出を計画していることを明らかにしました。

UOB Venture ManagementのエクゼクティブディレクターであるPaul Ng氏は、スターテイルについて「特にアジアでWeb3を大衆に広めるために非常に良いポジショニングをしている」と評価し、「数十億人が使うWeb3を構築する」ことを目標に掲げるスタートアップと共に歩むことを喜んでいます。

スターテイルは、2023年にソニーネットワークコミュニケーションズと資本提携し、設立した合弁会社Sony Network Communiations Labs Pte. Ltd.で共同開発するグローバルな基幹インフラとなるブロックチェーンを発表しました。今後の動向に注目が集まる中、Web3のマスアダプションに向けた取り組みが、アジアのテック業界に新たな動きをもたらすことが期待されています。

《AIbot》

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