『ジャンナビ麻雀オンライン』(以下、『ジャンナビ』)が、日本で初めてアクセラレーションプログラム「Helika Accelerate」に採択されたことが発表されました。「Helika Accelerate」は、総額5000万ドル(約78億6000万円)の投資枠を有するWeb3ゲーム向けアクセラレーションプログラムです。
「Helika Accelerate」は、Helika社と、PanteraやSpartan Capital、Sfermionなどの有力VCとの提携により設立されました。「Helika」は、Web3ゲームと従来型ゲームの分析ツールを提供するワンストップソリューションです。「Helika Accelerate」に採択されたプロジェクトは、本プログラムを通じて、「Helika」のトークノミクス、チェーン選択、データ分析、マーケティング、AIゲーム管理などに関わる専門知識を活用できます。オンチェーンデータやゲーム内行動履歴、広告トラッキングデータを用いたゲームデザインとエンゲージメント戦略の構築も可能です。
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『ジャンナビ』は、2004年にサービスを開始したオンライン麻雀ゲームで、開発主体の株式会社ウインライトとMetastar Hong Kongが共同で運営しています。累計会員数は、570万人を突破。毎日数万人のプレイヤーが利用しています。同ゲームはグローバル市場への拡大を図る動きを加速させており、「Helika Accelerate」からの支援は、麻雀を世界的なeスポーツとして普及させる強力な後押しとなるものです。
『ジャンナビ』は、2024年2月に、麻雀のeスポーツ化を目指すスポンサートークン「JNトークン」を発表。5月31日には、『GENSOKISHIオンライン』の「MVチェーン」と共にArbitrum Orbitでローンチされる予定です。Arbitrum Orbitは、複数のチェーンとエコシステムを結ぶアーキテクチャを採用し、低コストでの取引とスムーズなユーザー体験を提供することで、リアルな麻雀店舗との連携やオンラインとオフラインの統合を促進します。
Helika社が提供するデータ分析ツールを活用して、『ジャンナビ』はユーザーの行動パターンを詳細に分析し、プレイヤー体験を向上させるための戦略を策定することが可能です。プレイヤーの好みや行動に基づいた個別のマーケティングキャンペーン展開が実現し、ユーザーエンゲージメントをさらに高めることが期待されています。
Helika創設者兼CEOのAnton Umnov氏は、今回のパートナーシップに「興奮している」と述べ、日本市場への進出における重要なマイルストーンという位置づけを明かしました。また、Metastar Hong KongのCEO松本じん氏は、提携について「ジャンナビの未来がWeb3技術によってグローバルに広がる」とし、「ゲームからコミュニケーションツールへと進化させる」「麻雀のeスポーツ化を推進する」と意欲を示しています。『ジャンナビは』、「Helika Accelerate」で調達した資金をもとに、グローバル展開を推進していく予定です。